母の再婚相手が色々とアウトだった話。45

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前回の話の続きです。

 

第一話はコチラ

 

本編

 

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男はいいよね。

 

大して偉くもないのに偉そうにできて、

何をしても許されるんだから。

 

 

私が男性に対する偏った考え方を持ったのは

まぎれもなく家族の言動。

 

 

殴られようが

怒鳴られようが

進路を狭められようが

 

親の言うことは聞かないといけないし

目上の人には丁寧な言葉遣いをしなきゃいけないし

男の人は立ててあげないといけない。

 

 

大して稼げなくても

酒で暴れても

気に入らないことがあるとすぐ殴っても

 

父親が一番偉いんだよ。

 

 

 

あほくさいよね。

 

 

あほくさいよ。

 

 

そんなことなら私だって男に生まれたかった。

 

 

セクハラされることも、無駄に虐げられることも、

性被害者になることも、

嫌なことを我慢することも

 

何もないなら男になりたかった。

 

 

思春期の頃はずっとそう思っていました。

 

 

何度も全て暴露してやろうと思ったことはあって

そして何度も踏みとどまった。

 

きっとこの家族は私の話を完全には信じないだろうと

いつのまにか気づいたけど、

多分このころから薄々わかっていた。

 

そしてきっと私にも非があるように言うんだよ。

 

 

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